らん鳥こ屋

動物園や水族館に行ったりする

好きな番組が終わった

まあ、長いことブログ放置されていたわけで

立てたときはもっと何もしてなくて、文章を書く機会もそうなかったから始めたんだけど

それが自分から勝手に忙しく怒涛だったのだ

 

好きな番組が終わった

番組なんてだいたいいつかは終わるものだ

アニメだと1クールとか終わる時まで決まっていたりする

それでも、全12回予定が変わって継続となり、番組のテーマ曲まで出来て、1周年も乗り越えて、

最近接続数の低下や、番組の進行順を変えた方がいいんじゃないかと思うところがないわけではなかった

それでも終わるだなんて思ってもいなかった

始まったものが終わるなんて、当たり前のことだ

それでも私は会う人に「魂が体に収まってない、上の方を漂っている」と言われるような状態で、

いうなら番組の亡霊だ

 

今年私のツイッターをフォローした人には、私がわりと得体がしれないだろうなと思う

春にぱっと突然わいて出てきて、そっち方面のフォロワーは皆無だったのにどこからかイラストがプチバズり(あの絵のコメントは今でももらうことがある)、

そこから今までずっと自分でも意味が分からないぐらい色々してきた

 

がむしゃらだった、思い返しても本当に意味が分からない

ただただ、見る人がファンの人が増えて、企画参加者が増えて、コンテンツ力があると説得を持たせて、

「なんとしても番組を終わらせたくない、形が変わっても続けられる力を持つために少しでも力になりたい」

それだけだった

私は、自分の好きなものを失いたくないから頑張ってきた

臆病者なのだ

気が落ちてるときはドアを開け閉めするだけで指をはさんでそのままちぎれ落とす幻覚が浮かぶぐらい気が弱いのだ

2の冠を抱え新たに始まったときから、ある意味終わる日のことを考えて、そこからなんとか逃れようとした、ただの一視聴者が何か出来るわけでもないのに

 

だけど、何が悪い? 好きだった、ただただ好きだったのだ

周りからは急に湧いて出た新参者に見えようともそれでもずっと好きだった、番組を利用して自分の売名をしたいわけでもなかった

ただ番組が好きだったから、何かがしたかった

直接投資出来るわけでもない無力な自分が悔しかった

毎週必ず訪れるということはもはや習慣で、人生の一部だった

出来ることならなんでもしたい、ほんとうに少しでも形になって力になりたいと、番組の情報は全て拡散した

番組で紹介された施設には出来る限り足を運んだ

番組出演がきっかけで来園館者が増えたという実績に貢献しようとした

番組が責められていることが自分のこと以上に苦しくて、

その月の貯金を飛ばそうが新幹線にだって飛び乗った

もはや自分が楽しむためか何のためか境界線が何も分からない、自分のためでもあることならそれは偽善なのでは? と思いながらも、

「何もしない」はしたくなかった

 

番組は、コンテンツ内唯一の楽しみだった

食わず嫌いはせず、アプリゲーム2本もやって、短アニメーションも見て、2がついた舞台も観た上で、

そのどれもが面白いと思えなかった

元々キャラクターデザインに惹かれたわけじゃなく、ストーリーもどれも響かなかった

舞台の都合で番組が休みになったとき、普段無いぐらい混乱したし怒った

私にとっては番組の方がそれだけ大切だし、許せなかった

その週、気は進まないながらも、チケットを取っていたので舞台は観に行った

落胆した、何も楽しめなかった

ペンギンたちの出番以外、これだけのために突如貴重な一回を失わされたのかとしか感じなかった ペンギンたちの出番すらギャグに振り切れ過ぎであんまりな扱いじゃないか?としか思えなかった

終了後、1秒でも長くその場に居たくなくて即水族館に移動した

水族館で悔しさを堪えてた、観に行ったとすら公言したくなかった

 

全てに対して良い人でいるのは疲れる

基本的には、人当たりは悪くないと思う

ただし勝手にレッテル貼られるのは苦手だ

知らない奴から妙な肩書を付けられたり、勝手に人間を勘違いされるのは勘弁願いたい

自分の大切なものが傷つけられるなら、その相手にまで良い顔をするつもりもない

善人じゃないのだ、何を言われても怒らないわけじゃないんだ、勝手な理想を押し付けないでくれ、やめてくれ

今年の後半は何度もそんな気持ちに押し潰された

 

ぐちゃぐちゃな気持ちの中で唯一の光だった

枠を飛び越えて、と2人の力で進んで行こうとする2人のためにも必要なホームだと思ってた

そんな番組が終わった

もう一つの番組では、決して代わりにはならないだろうし、

もし、番組が復活したとしても、あのメンバーじゃなかったら余計に心は叩き潰されるだろうと思う

 

願うのは、何にも縛られない形で帰ってくること

それまでは、少なくとも2人の次の活動が決まるまでは、何事もないような顔を作りながら亡者のように彷徨っていると思う

私にはあの、最後の開始前への恩返しに出来ることが、ない